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第2回 HST(High Speed Telegrapy)
世界選手権大会に参加して
JE1SPY(K1ZT)
芦川栄晃
目次
.はじめに
1.再びHST
2.私の練習概要
3.参加体制
4.受信試験
5.プラクティス部門
6.送信試験
7.現地運用
8.会場四方山話
9.ソフィアみてある記
10.大会総監
11.終わりに
(表1) 参加選手一覧
(表2) 第2回HST世界選手権大会団体総合順位
(表3) HST世界選手権大会 世界記録 一覧表
.はじめに
10月6日から9日にブルガリア共和国ソフィアにおいてHST世界選手権大会
が開催され、日本代表選抜選手として参加して参りました。前回第1回大会の様
子を本誌'96年3月号で御紹介致しました。紙面の制限もあるためHSTの基本的な
事はそちらをご覧頂くこととして、本稿では私の一参加選手としての体験を通
じ今まで読者の皆様から頂いたご質問から特に興味をお持ちの情報を中心にレ
ポート致します。合わせて極力その場での心理状態もお伝えします。
HSTは究極を追求すると技能以上にメンタル面の競技だと思いますので次回大会
に向け多くの方のチャレンジのお役に立てば幸いです。
1.再びHST
あらから2年が経過しJARL NEWSで選手公募の記事を見たとき予選を受験
しようか締切最終日まで迷いました。
理由は長期休暇取得が極めて難しいのと、それにまつわる精神的プレッシャ
ーに耐える覚悟が再度出来るかと言う事でした。又、仮に世界大会に参加出来
てもOM部門の私にとってメダル獲得はまず絶対不可能なので結果を示せない
ためプレッシャーは倍化します。
思い悩んでいるさ中、前回チームメイトの方々から
「とにかく予選会でお会いして情報交換しましょう。」
とお誘いがありました。
と同時に別稿で御紹介した「HSTトレーナー」を開発をした事もあり、
作者の高津omのご好意に答えなくてはとの思いもありました。
「この『HSTトレーナー』を日本選手団と今後参加を考えておられるJAの皆様
のお役にたてて頂くには、自らも身をもってその効果を体験立証しなければ」
と考え予選会への参加の覚悟を決めました。
予選会では、興味を持って頂いた方にはお配りし、活用して下さるようお願
いしました。予選会中も世界選手権大会参加への決断をしかねていましたが、
それを決定的にしてくれたのが若い選手との触れ合いでした。特に、人数は少
なかったですが大学生、高校生の若い参加者で非常に熱心に情熱を持ってHSTに
挑んでおられる方がいたのは私自身大いに勇気づけられました。この方々の為
にも今回は万難を排してでも参加し、悔いの無い様に「HSTトレーナー」の効果
を世界大会で評価すると共に次回参加される若い方の為にも大会全体と世界1
流選手達についてより読みの深い情報を取って来る必要があると考えました。
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2.私の練習概要
予選会の時に色々とご質問を受け、皆さん興味を持っておられたのが練習
方法とその効果の現れ方と上達速度、それにまつわる精神状態でした。
(暗語受信)
私は、今回、筆記受信からタイプ受信に切り替えました。それから別稿で
御紹介した「音色モールス」の修得は不可能と考え、これをまず諦めました。
自分の受信限界がまだ耳の限界に達しておらず、手の限界に制限されいるこ
とが分かっていたからです。かと言って、速記記号は既に頭が固くなってし
まっており練習しても反射的には出て来ません。これほど年齢の壁を感じた事
は始めてでしたhi。その救世主がHSTトレーナーでした。
HSTトレーナーで練習していると上達度と練習量の関係は大きなさざ波を
打ちながら緩い右上がりの包絡線に沿って行くようなイメージでした。です
から幾ら練習しても時として速度が低下する時期が周期的に現れます。そん
な時は軽い運動をして再び練習に挑むと良い結果が出ました。このあたりは
ロシア選手の水泳やジョギングにも意味があるのかも知れません。右脳とモ
ールス通信の関係の興味深い研究テーマかもしれません。受信速度をあげる
ため誤字脱字を無視してとにかく自己限界以上の速度に何度もトライし前進
します。その後確度を上げる為、元の速度に戻ってみるとミスが増えてしま
っています。そこで完全コピー出来る様何度もトライし3歩進んで2歩戻る
様な調子です。これを根気よく繰り返すしかありません。
更に、低速から序序に速度を上げるより、いきなり自己限界付近の速度を
聞いた方が高記録が出ます。東欧圏選手が低速を聞かない理由がこの辺にも
あります。(もう一つの理由は別稿でご紹介した「音色モールス」です)
現在は「ザッピングの時代」で、時間を有効活用できる商品で無ければ価
値がないと言われています。従来の筆記受信の場合は机に向かって万全の体
制で無いと練習出来ませんでしたが「HSTトレーナー」ならコンピュータ一つ
あれば時間と場所を問いません。私自身、電車の中やある時は子供と散歩で
行った公園でと、僅かな切れ切れの時間を有効に活用し練習に利用出来まし
た。更に「HSTトレーナー」のありがたい点はモールス発生とエディタ機能を
1台の同じコンピュータ上で実現していますので本番に使う愛用のダイナブ
ックでいつでもどこでも練習出来たと言うことです。本番と同じタッチ感覚
のキーボードで臨める事が何よりも重要と考えました。
(RUFZ)
RUFZは今年7月に最新のVer3.0がリリースされたため新旧どちらが本番
で使われるかが分からず気をもみました。しかし、HA3NU Lacyから本番は
旧バージョンのVer2.12eが使われるとの情報を得ました。一方ではVer3.0
をJE1CKA熊谷omから頂けて、これで初速度を250PARIS程度に上げて高速度
で1局でも正確にタイプ出来るよう練習しました。RUFZの加点法上、最後の
高速になった時点で1局コピーの加点は加速度的に大きくなり数百点オーダ
ーで差が出ます。勝負は最後の高速の47局〜50局の間です。これが取れるよ
うに練習を積んでVer2.12eに戻って本来の初速度である100とか150PARISの
設定で実験するとぐんと得点が伸びるのには自分ながら驚きました。
(PED)
そんな中で、出発1週間前に突然HA3NU Lacyからインタネットを通じて
PED(Ver4.05i)が今回から正式競技に加わると言う情報が飛び込んで来ました。
私の得意なジャンルが加わりこれは有利な展開だと思ったと同時にあまりに
急な情報にあわてました。急いでジャマイカにおられるPED作者のJE3MAS高津
omと連絡を取り合い、作戦を請いました。PEDは今でこそコンテスタ養成ギブス
の様に言われていますが、本来は高津omがVP8からQRVされた際の猛烈なパイ
ルアップを誰にでも体験して貰いたいと願って作られたもので、そもそもが
HST競技を想定したものではありません。
裏返して言えばその裏を付くような隠し技が存在する分けです。高津om伝授
の裏技の要点は
秘技1・コールはあくまで完全コピーし不確実な文字を含んで応答しない。
(ミスコールすると相手が2回自分のコールを打ち、cfmメッセージ
も送信して来るので時間のロスとなって局数が伸びない)
秘技2・1文字どうしても取れなくて新たな局に呼ばせたい時は?を送信す
ると新たな局がパイルアップに加わって来るのでそれを拾うように
する。
秘技3・自分の送信が相手の送信終了か、又は4msタイムスロットで決まる任
意(局毎に異なる)の受信タイミングに必ずかかる様にしないと正確に
応答しても無視される。これを防ぐためにはInsキーを押しながらタイ
ピングすれば良い。
秘技4・コンファームメッセージをイニシャルの「TU」からSHIFT+F3で
「E」に変更してから競技を開始する。
これらの点に注意し正式競技時間である5分間に出来る限り多くの局数と
QSO出来る様に自分に合った最適設定を探しつつ練習しました。PEDの機能
にはデモンストレーションモードがありますのでこれを目標の神様としま
した。私が勝手に考えて失敗した作戦は自分が送信時は-->キーで最高速とし
、受信時は若干速度を落とし少しでも交信時間の短縮を計ろうとしましたが
タイミングが外れる確率が上がり局数が延びません。上記の秘技3に反した
分けです。
以上、HSTトレーナー+RUFZ+PEDをペアで練習しましたが例えばPEDを
やるとRUFZが落ちると言ったシーソー現象もあり、3種目をバランス良く
伸ばす難しさを痛感させられました。それにも増して、深夜帰宅し、家族が
寝静まった時にコンピュータに向かって一人練習している時、ふと
「一体俺はいい年してなにをやっているんだろう?子供がテレビゲームやる
様な事に貴重な時間を費やして何になるんだろう?」
と自問自答することもしばしばでした。そんな時、闇の中に浮かぶのはハン
ガリ共和国シオフォークで前回会った世界中のHST選手仲間の顔顔顔でした。
「世界中に志を同じくする仲間がいるんだ。」
と思い直し、再会を期して気持ちを切り替えました。
仕上げにと?始めての試みとして成田−フランクフルト間の往路便内で、ず
っと受信練習を試みて見ました。昔、レシプロエンジン時代、気密構造が無か
った頃酸素吸入器で呼吸を補っても「パイロットの六割頭」と言う現象を聞き
ました。私も高度1万メートル時速900kmで試して見たところどんなにがんばっ
ても地上の記録の8割程度しか出ませんでした。何が影響しているのか良く分
かりませんが、かえってこれで自分自身のリズムをおかしくしてしまい前述の
さざ波現象のボトムに自分を追い込んでしまったような感触がありました。今
後の選手の方には余りお勧め出来ません。
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3.参加体制
ヨーロッパ中心のHSTで、遙か離れた日本から参加する我々は常に情報不
足に悩まされ、特に前回は事前情報が皆無でした。幸い今回は前回築いた人
脈とインタネットを活用し、しかもJAの多くの皆さんからの支援もあって事
前情報戦を征したと感じています。
今回のJA選手団は財政面から団長と選手だけでした。ルールではこの他に
トレーナーと審判員を派遣出来、必要であればビジタも登録出来ます。
特に強い国、或いは発展著しい国は豊富な人材を送り込んで来ていました。
驚くべきはベラルーシです。各部門2名までという制限を上回る選手を派遣
し、試技結果の良い者上位2名の成績を公式登録し、残りの者を切り捨てる
チーム内においても現地本番で競争させる方法を採っていたことです。で
すから絶対に何人かは順位にも入れないのです。若いジュニアの選手が多く、
みんなはじき出されまいと必死でした。年輩の選手が夜、ウォッカをあおって
「俺達は戦争やってんだ。ロシアをやっつけるぞ!」
と気勢を上げている迫力は鬼神に迫るものがありました。
更に各国選手団を観察していて感じたことは経験豊富なトレーナーの重要
性です。特に送信試験はメンタルな面が極めて支配的でジュニアYLの選手の
多くはトレーナーにしっかり付き添われて試験室に入室します。その時の表
情は緊張で美しくすらありますが数十分の試技を終えて部屋から出る時は、
涙で顔を覆っている選手、マラソンをゴールした直後の様に憔悴しきった選
手といずれもトレーナーに抱かれて自室へと消えて行きます。しかし、次の
競技種目のためにはすぐ精神状態を立ち直らせ、平常心で臨ませなければな
りません。その意味でも実績を積み、若い人から信頼されている実力あるト
レーナーの存在は重要です。特に男女を問わず今後を背負う思春期の選手を
送り込む場合は尚の事でしょう。その他の種目も同様で、前述のような事前
情報収集から効果的トレーニングの模索、機材の研究(電鍵、練習ツール)、
有利な競技方法の研究とその練習法の開発実行、現地での情報収集と渉外、
現地での選手の練習環境の確保とマネージメント、と極めて重要な存在です。
大の男の我々でも数日間に渡る競技期間、始めて滞在する外国で周囲の状況
と自分自身のマッチングをとりつつ最適コンディションで競技に望むのは至
難の技で神経をすり減らします。
その意味で今回は「HSTトレーナー」が日本チームの陰のトレーナーとし
て我々を現地でも物理的、精神的に支えてくれました。
これ無くしては今回の成績は無かったと確信しています。
伝授頂いたPEDの裏技も「必殺技有り」との自信で大きな精神的支えとなり
ました。トランジットの為に1泊したフランクフルトではホテルからは全く出
ず、選手一同コンピュータ画面上のトレーナーのアドバイスで練習に励みまし
た。
ソフィア到着は翌日夕方で、夜、開会式が行われ翌朝競技開始でした。
到着の夜、翌日の試験順番、会場等の情報が入手できず何時に何処に行ったら
良いかさっぱり分かりません。同室の成木さんと情報を取ろうとしましたが
どうも良く分からず、ままよと寝てしまいました。しかし、時差ボケとそれが
気になり疲労困憊しているのですが2時間おきに目が覚めてしまいなかなか眠
れません。前回はホテル外の別会場が競技場でしたし、個室で試技するRUFZは
個人毎、順番に行われるので遅刻は致命的なのでそれが特に心配です。
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4.受信試験
受信試験中の会場風景
一般受信部門は到着の翌日朝一番から始められ時差ボケの影響でつらい戦
いとなりました。
気持ちを奮い立たせ、練習の苦楽を共にし、世界中何処へ行く時いつも私
の傍らにいた愛機「ダイナブック」をひっさげて、いざ、試験会場は何処だ
ろうと探しに行きました。
場所は開会式をやったホールとすぐ分かり、一安心。
「こいつが一緒にいてくれれば大丈夫。トレーナーもこの中で見守ってくれ
てる。」と気持ちも落ち着きました。
今回からフィリップス製の無線方式光受信機が各自に渡され、これに付けた
ヘッドフォンから電文が聞こえる様になっていました。そのため全部門同時
に受信試験が実施され効率アップが計られました。それでも朝9時からスタ
ートし終了したのは午後1時半で、相当の集中力と持続力が必要です。
前回経験から、250PARISまでそっぽを向いてヘッドフォンをかぶらなかっ
たり500PAIRS以上を筆記し続ける東欧圏選手を前にしても動揺無くマイペー
スで自己ベストを尽くす平常心を保てました。
では実際に私が受信して提出した電文を見てみましょう。まずPARIS速度を
入力し、
180
HIMMG SMKPD LBZFC ITYZX KANIZ QJJKM STUEH GMVSJ RLVAV QXIDC OAGDG
ZKRWS YABVP CLOKK BMXIR FVAGR VPLOT SZMGE NGPKX EQAWM QBJVE QWGHP
SEIJE ADPII JLDFH QMABL KHQZW JHHAH SXWVW GZIYXZ LBHYY (3) GO
最後の(3)は試験電文の送出が終わった直後、自分がミスしたと感じた文字数
を直感的に入力します。これが極めて重要でどの速度の原稿を提出するかの判
断を後で行う際に極めて有効です。清書の際は欲が出て受信直後の感触より良
く受信出来ている様な錯覚が生まれます。しかもミスした電文の信頼性は自覚
しているよりも低いのが一般的です。上記の電文も審査結果では2文字のミスが
あり、180、19000を提出したので紙一重で0点を免れました。GOは清書提出を
示す個人的メモです。少しでも良い記録を出そうと背伸びし過ぎこの判断を誤
る事が多く0点で涙をのみます。前回の私がそうでした。
又、今回は湿ったタオルを卓上に置き、高速タイピングで指が滑らない様に
時々指先を湿らせました。1分のインターバル時間で上記の感触をメモし不測の
事故に備え電文をディスクにセーブし指を湿らせるともう次の試験電文が流れ
ます。
今回の最大の目的であったHSTトレーナーの私自身の人体実験の公式記録は
前回:文字 0PARIS、数字220PARIS、混合120PARIS (いずれも普通文字手書)
今回:文字180PARIS、数字250PARIS、混合170PARISでこの部門は12位でした。
又、参考までに個人練習で完全コピーできた自己ベストは
文字200PARIS、数字280PARIS、混合180PARISでした。
(競技で一応受信したのは文字250PARIS、数字310PARIS、混合200PARIS程度
まででしたが6文字以上抜けたので提出はしませんでした。)
これにより効果ありと判断しました。
使用ツールはダイナブックのVZエディタでのタイプ受信です。工夫した点
は、本番の試験会場環境は当日そのときまで全く分かりませんのでAC電源は
無いと思わなければなりません。上述のように4時間程度連続して競技が行わ
れますのでバッテリ駆動時間を伸ばす必要がありました。その為内蔵バッテリ
の中身をニッカドからニッケル水素に代え、バックライトの冷陰極管をOFF出
来る様にしました。受信中はバックライトを点灯し、清書中は消すようにしま
した。ハードディスクも停止時間を1秒に変更しました。これにより約10時間
程度の連続使用が可能となりました。プリンタは使わず清書時間の30分で画
面を清書用紙に手で書き写しました。この間、速記組は速記記号を普通文字
に変換しながら清書用紙へ記入している分けです。
コンピュータでのタイプ受信は日本のJA2CWB栗本選手,JH9CAJ成木選手,私の
3名だけで他の筆記受信の選手と同じ大部屋で受験しました。お二人ともこ
の大会に向けて新調なさった新鋭マシンで挑まれました。東欧圏の選手から
「おまえのそのタイプはうるさくないか?」
と言われたり、休憩時間には珍しそうに覗かれました。
機械タイプ使用選手には別室が用意されJA1OQG松田選手とEU1EE Oleg選手,
EW8NU Alek選手の3名がこちらで試技しました。松田選手のお守りはNTTの
思い出深いタイプライタとお子様から
「お父さん、がんばって。」
とプレゼントされた小さなマスコットのぬいぐるみが袋にかわいく収まって
応援していました。
東欧圏選手が速記受信中の手の動きと受信音を対比出来るようにビデオにで
も撮影出来れば良かったのですが機材を持っていないため私がギブアップした
時点で周囲の選手の速記の様子をじっと見ていました。いずれも私自身が300
PARIS程度のキーボード受信している時と同様、せいぜい1文字か2文字の遅れ
受信をしているだけでした。これで前回大会の時、東欧圏の選手達から聞いた
話を自分の目で確かめたのと、自分の受信方法が間違っていないことも分かり
ました。
総合的な結果は別に示すとおり、前回の覇者UA4FBP Olegがついに敗れ、
ベラルーシの若きエースEU7KI Andreが栄冠を勝ち得ました。しかし、UA4FBP
も数字で540PARISを受信し世界記録を更新しました。今回からの特徴として
単にメダルだけでなく別表の様に細かく世界記録を登録する様になったこと
です。全体的に各部門とも究極を追求するレベルにアップして来たため記録
を細分化して公認することはスペシャリストを輩出し、よりレベルアップに
つながる非常に良い運営方法だと思います。その証拠に殆どの世界記録は今
回大会で更新されました。この個別記録に特化した選手選抜方法もあ得る分
けで、各国その方面でも今後作戦を練ってくる事でしょう。
閉会式の後、EU7KIの速記記号を教えて貰いました。UA4FBPの記号はオリ
ジナルの文字の印象を残し直感的に浮かびやすく、書きやすい工夫がされてお
り、一方EU7KIの記号は究極的に簡単に速く書ける事を最優先で考えていま
す。いずれも、それぞれの苦労と研究の結晶であることが滲み出ています。
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5.プラクティス部門
午後はRUFZでしたが会場と順番が分からず、JA8ATG原団長にお願いして漸
く情報を入手して頂ました。
落ち着かない昼食を採っているとDF4PA Markも来ましたので、試験室に当て
られている部屋へ行ってみる事にしました。早速2人で練習してみようという
ことになり、Markが鼻歌混じりで片手の指先でちょろちょろっとやっただけ
で33000点がぽんと出ました。私の自己ベストは31000点390PARIS...恐るべ
し!彼の片手にもかないません!2年前に比べると彼は驚異的に腕を上げて来
ています。
「どんな練習をしたのか?」
と彼に聞くと
「ひたすらVer3.0で高速が取れるように初速度を上げて練習したんだ。僕は
Ver2.12eでは殆ど練習していないよ。」
なんと、彼と私は何千キロも離れているのに偶然にも同じ練習方法を採って
いたのです!
引き続きPEDの部屋を見ようとしたら、審判員から
「競技を開始するから出るように。」
と指示がありPEDのコンピュータには触れられませんでした。これが後々た
たろうとは......
RUFZは前回の王者HA3OVが61230点630PARISと言う驚異的記録で圧倒的でし
た。Markはこの時点で4位!がんばれMark!メダルは目の前!私は32723点
390PARISで前回の24209点300PARISよりは良かった物の11位。がんばれ私?
得意のPEDで挽回出来れば6位入賞が可能かも!?。
こうして翌日のPEDへとプラクティス部門の勝負はもつれ込んで行きま
した。
翌朝ロビーに掲示された中間結果を見てみるとOM部門だけを残し他部門の
PEDで30局台を出した選手はジュニアOMのEW8NV Olegの31局ただ一人!
私の自己ベストは38局まで行った事があります。
「しめた!これなら何とかなるかもしれない.....。」
試験の方はコンピュータのトラブルで2台並列進行から1系統だになったり
と下見もままなりません。
漸く順番が来て、入室してみると顔なじみのHL1ACW Kimさんが審判員でお
られて
「はい、スパイさん落ち着いてがんばってください。」
と声をかけて下さいました。
高津トレーナー伝授の秘伝を使おうとしてキーボードを見てギョッとしまし
た。キリル文字か何か知らない文字も書かれてあり、シフトキー等の位置が分
かりません。仕方なくShift+F3の裏技は使えず、競技スタートの審判の合図
で一回目を試技しました。
パイルはWとヨーロッパの混在で余りラッキーではありません。前述の様
にPEDは競技用には作られていないためコールサインファイルの何処から
パイルが始まるかは時の運。ファイルは高津omが実際に運用したコンテスト
のファイルなのでWの1*2コールに巡り会えばラッキーですしJAに巡り会えば
友達が沢山呼んで来ます。ヨーロッパの/が付いたコールに当たれば最悪で
す。正に勝敗は時の運です。結局26局に終わり、それを見たKimさんは
「よーくできました。」
と驚いておられましたが.....
私としては残念、及ばずでした。
結局蓋を開けてみるとトップはHA3OVの43局!!!これはPEDのデモンス
トレーションモード以上の値で、(デモンストレーションモードは2発目でと
る場合がある)最高速設定で全てを一発で取ってやっと可能な値です。コンピ
ュータ以上の神様です。コンピュータをお手本に練習してきた私が自己ベスト
を出したとしても焼け石に水でした。Kimさん曰く、
「手がとまってませんよ。どんどん打ち込みながら聞いてる!」
更に恐るべきは上位の選手達は我々日本選手が高津omから教わった秘伝は
殆ど使っていたそうです。
「彼らはね、プリフィックスまで取ると後はInsキーを押しながらサフィッ
クスを入力していましたよ。」
言うまでもなく、実に良く研究しているのには唖然とさせられました。
日本選手だけの神通力とばかり思っていた隠し技は破られました。
武運つたなく結局PEDだけでも7位、この部門で11位に終わりました。
特にHA3OVとDF4PAの様に一般の暗語高速受信は殆ど捨ててしまい、プラ
クティス部門1本槍で勝負を挑んで来る新しい作戦が特筆されます。私も全部
門を万遍なく鍛え上げるむずかしさを身を持って体験しましたのでこれは大いに
教訓となりました。
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6.送信試験
私の順番は翌日午後3番目の予定でした。朝、起きて、JH9CAJ成木さんと部屋
で暫く練習し、
「よし、行こう。」
と出発しました。しかし試験室前で待てども待てども順番が来ません。結局
夕方6時過ぎまで6時間近く待ち、疲れ果ててしまいました。
特に混合などは訂正の訂正まで出してしまいました。言うまでもなく送信は
自己最高速より若干遅目で無訂正で打てなければ勝ち目はありません。
前述の泣きながら出てくるYL選手はおそらく意に反して訂正をしてしまった
からなのでしょう。
前回よりふるわず17位程度に止まりました。
この待っている間、HA3OVやその他東欧圏の選手の電鍵を見せて貰い、色々
と彼らから話を聞きました。
全員がシングルパドルのキーでいわゆるスクイズ操作が出来るアイアンビック
パドルは日本と韓国だけです。
HA3OVの言によれば
「シングルパドルは手の微妙な感覚がストレートに符号に伝わるので特に
数字の超高速送信はこれがベストだ。」
それを裏付ける様に彼のパドルのハンドルと接点までの距離は支点までに比べ
極めて短く作られており手の微妙な動きがストレートに接点に伝わる様な比率
になっています。
ルーマニア選手が共通して使っていたキーはベンチャーのパドルそっくりで
すがシングルパドル構造になっている素晴らしい手作り品でした。
JAではコンテスト等の長時間のランニングを想定して疲労の少ないアイアン
ビックパドルが主力ですが短時間勝負のスプリントとも言えるHSTでは俄然
シングルパドルが有利と言うことです。
今回の私の最大の失策は送信で、敗因は練習が手薄、しかも練習の血が通っ
ている自分の分身もなく心の支えがありませんでした。
栗本さん、成木さんはカツミのエレキーをこの2年間でお二人で協力しあい、
創意工夫してHST用に極めて完成度高く仕上げておられました。
松田さんは前回のバグキーのクリックを改善すべく遠路遥々DHGキーに出向
かれフォトカプラ方式の特別なバグキーをHST用に誂えました。それとお子さ
んのお守りが効いて見事5位入賞を果たされました。
私は心の隙があったか、ツールは前回からなんの進歩もない自作のエレキー
とベンチャのパドルでした。これだけでも勝負あったです。
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7.現地運用
ご存知のようにLZとJAはレシプロ協定がありませんので原則運用不可で
す。しかし、そこは懲りない性分が頭を持ち上げて来ました。
トランジットがフランクフルトと分かったのが出発2週間前でした。DLに
は原則1ヶ月以上前に申請することになっています。完全に間に合わないはず
ですがものは試しとDL/JE1SPYのライセンスをFAXで緊急申請してみるとわ
ずか10日程で事前入手出来ました。しかしフランクフルトのホテルは窓が
全く開かないタイプでアンテナが張れずNG.
LZ/JE1SPYの方はLZ1USにインタネットで運用の可能性を打診してみると
LZ1RFが手続きをしてくれるのでFAXでJAのライセンスコピーを至急送れ
と指示してくれました。この時点で運用OKの事前回答を頂きました。しかし
「アンテナを張ることは極めて難しいと思う。」と書かれていました。空港
到着と同時に「日本のSPYはいるか?」とLZ1RFが迎えに来てくれ、レジスト
レーションと同時にLZ/JE1SPYのテンポラリーライセンスを10月6日〜10日
の期間限定で頂けました。
ハンガリの時はぶつけ本番現地での口頭許可でしたが、今回はもし事前申請を
しなかったら運用出来なかったでしょう。
愛用のFT-850とFP-22ねFJ-945E小型アンテナチューナーと釣り竿+0.3mm径の
ジャンパ線と言う組み合わせです。高層ホテルなので窓が僅かしか開かなかっ
たのでその隙間から釣り竿を水平に付き出し、そこから目立たないジャンパ
線を約40m位下に向かって垂らしました。アースは部屋に来ているスチーム暖
房の鉛配管に接続しました。チームメイトの皆さんも大都会の中心部のどんな
環境でもローバンドに生き残りQRVするゴキブリの様な有様に呆れておられま
したhi。HL2BIC Choiさんが部屋へ遊びに来て
「おー、スパイさんのアンテナはまるでスパイアンテナですね。」
160mではHA8BE Belaをはじめとする前回シオフォークでアイボールしたト
ップバンダ達が
「相変わらず、懲りずにやってるな。」
と懐かしそうなキーイングで呼んで来てくれました。
JAとも40mで出来ました。真昼の7MHZでヨーロッパからパイルを受けると
言うJAでは絶対にできない経験も味わえました。hi
DF4PAが「LZから160mで出る始めてのJA局じゃないかな?」と160mを運用し
ているところを見たいと言って遊びに来ました。
私が20才、彼が16才の時、約20年前が1stQSOでした。
毎晩1910KHZのロシアのSSBラグチューは相変わらずでした。
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8.会場四方山話
HSTの会場であるホテルRodiaは21階建ての高層ビルでその最上階に特別記念
局LZ0HSTが設置されQRVしました。
今回はSiofokの時と違い大都市(と言っても200万人足らずですが)の中心部で
したので記念局も例外なく思うようなアンテナが張れず、シャックもホテルの
1室となりました。管理者はLZ2JYで彼がいない時は鍵をかけてあったため
運用時間に制限がありました。
Siofokの時はバンガロ形式のホテルのロビーが展示と記念局と結果掲示サロン
風になっており、そこが大会の情報交換場でした。しかし、今回は都市内の高
層建築物内の大会であり縦方向への会場展開であったのと、会場費用の関係か
広い展示場的な場所が確保されておらず、食事の時以外は大人数が集まれる機
会がありませんでした。食堂は地下で、記念局は最上階でしたので人が上下に
分散し、情報交換にも苦労しましたし、記念局も訪れる人が限られていました。
記念局の設備はどうもLZ2JYが個人の設備を持って来たらしくFT-1000MP
と3KW出力のALPHAのアンプとヘイルのヘッドセットと言う旧社会主義圏
にしては信じがたい高価なラインナップでした。
アンテナを見たくて21階のホテルの屋上へ出てみると絶景!(屋上への扉の
鍵はぶち壊されていて管理が滅茶苦茶)ラジアルを張ったバーチカルと100m
長のスローパーが張ってありました。これでやれば3.8MHZ当たりでJAは確
実だと思われましたが夜は鍵がかかっていて入れず残念でした。しかし、昼
間競技の無い人がQRVしてフルパワーを出すとホテル中停電になりエレベータ
が止まったりして大騒ぎとなりました。(どういう配電設計になっているの
か、恐ろしい)LZ2JYはLZのエンジニアはJAと違いクフォリティーが低いので
しょうがないとあきらめていました。
それからは1.5KW程度で運用していました。
興味深い話としてOK1CWと私が記念局に行ったときLZ2JYと160mの話に
花が咲き、各自のアンテナの事から始まり彼がLZ1KDPで160m用4エレフル
サイズ八木でQRVした時の話を聞きました。25m高で東西方向に切り替える
形式で1夜で160mDXCCを完成させ!(JAでは完成に20年近くを要する!)
1コンテストで130カントリー以上とQSOしたそうです。受信はビバレージ
でノイズかすかすでもこれで聞くと579位になると言っていました。
今は、撤去しているそうです。ビームが東西だけでしたのでJA向けでは無い
にしろJAもたくさんできたそうです。(そういえば私もLZ1KDPはトップバ
ンドでは唯一のLZです。)
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9.ソフィアみてある記
競技で缶詰状態のため、両替所を探しにホテルの周りをちょっと回るのが
精一杯でしたが町へ出ると排気ガスで視界が煙り喉が痛くなります。歩道の
上にかつては東ドイツでも数年かけないと入手出来なかったと言われるプラ
スティック車体のトラバントがずらっと駐車されており歩道が埋まって歩き
にくいことはなはだしいです。珍しいので覗き込むと車内には雑草が生えて
いてぎょっとさせられました。廃車にして乗り捨ててあり誰も片づけないの
です。(片付ける社会システムがない?)更に行くと、空き地に機雷、戦車か
ら果ては朝鮮動乱でF86Fセイバ−と渡り合った花形戦闘機MIG-19までスクラ
ップとなり果て打ち捨てられて、雑草に埋まっていました。まさに社会主義
の夢の後という気がしました。
ソフィアのインフレは恐ろしいものがあり、2年程度前の情報では$1=200Lev
と聞いていたのですが両替したら$1=1800Lev程度でびっくり。訳の分からな
い札束がごっそり返ってきてリッチな気分になってしまいます。でもたばこ一
箱が500LEV程度でしたので2度びっくり。そして日本円に換算すると20〜30円で
ある事に気づき3度びっくり。きっとインフレの無かった社会主義体制になれた
お年寄り等、現金でじっと持っている方はとんだめにあっているのでしょう。
ホテルから一歩出ると空き缶を持ったお年寄りの方が付いて来ます。今月の月
給は目減りしないうちにその月に使い切ってしまう人はかろうじて生ているの
かもしれません。しかし、こういったインフレのなかで何の価値が上がって行
くかをいち早く見抜き、インフレの波に乗り一般物価よりもインフレ速度の速
い物に現金を置き換えた人はどんどん大きくなっているのかもしれません。
インフレならぬインフラはめちゃくちゃでホテルの部屋から国際電話はかけ
られず、日本へ電話するためには$60のテレホンカードでないとすぐ切れるよ。
と脅され、それで町の公衆電話からかけても途中の中継回線から話中の応答が
返って来るばかりです。(端末まで交換音が走らない)結局何度試しても運良く
JAと電話が通じる事はありませんでした。(7MHZの方が繋がりやすかったhi)
又、ソフト関係は殆どがフリーウェアだそうで、CTも無料コピーが普通だと
聞きました。事実Windows95のフリーウェア版?が回っていました。
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10.大会総監
マクロ的に見た個人的印象を少々。
前回一選手に過ぎなかったHA3NUがチェアマンとなり大会全体をプロモート
していました。彼はHSTの世界規模の普及に情熱を燃やしており、その為に
は旧ソ連時代に行われていたHST形態は旧式すぎて世界のアマチュア無線界
には受け入れられないと考えています。それを打破する切り札としてプラ
クティス部門を発案、実行しました。ですから前回彼の母国が幹事となった
時、まずRUFZを採用しプラクティス部門をスタートさせたと同時に世界の主
たる連盟に参加招待状を送りました。そしてPEDを大々的にデモンストレーシ
ョンして今回での採用をアピールしました。彼は前回公式にPEDの正式採用
を表明したかったそうですが、一参加選手と言う立場と各国の委員会での合意
が未だである事を配慮し、公表を控え参考デモに止めたそうです。今回は彼が
名実共にチェアマンですので全世界へのHST競技の普及をプラクティス部門の
充実で実現すると言う夢を実行しています。
ハンガリがプラクティス部門にずば抜けて強いのはこの辺の背景があります。
HA3OVもその卓越した実力を持ってHA3NUを援護射撃しているわけです。
今回JE3MAS高津omが開発されたPEDが採用されたことでJAも大きくHST
に貢献でき喜ばしい事と思います。HA3NU自身もPEDは競技と言う面から見
ると必ずしも最適なソフトでは無いことを十分わかっています。彼からも相談
を受け、JAからPEDに関してこの点での協力をしたいと話しました。
G4ZFEのPILE-UPも渡してその場で彼に体験して貰いました。始めて経験す
ると言っていましたが
「PEDの様に送受のタイミングを計って実践的なQSOを競う様にはなっ
ていないので自分の考えには合わない。そして東欧圏ではWindowsが走るコン
ピュータは未だわずかしかなく普及と言う点でも問題がある。」
とのコメントでした。
彼が今後大会をプロモートして行く立場にいることを考えると次回もPEDか
その関連ソフトが使われる可能性が大きいと思われます。出発直前に高津om
がバージョンアップなさったPED Ver4.14iを渡しておきました。
各国の動向は、ロシアに代わりベラルーシ(前述の通り)とルーニアの若手の
台頭が著しく今後が恐るべしです。韓国も選手一新でしかも12才のYL(DS2HBH)
も加わり今後が期待されます。きっと若い人ほど速記記号においてもより改良
と工夫が加わっているのではと考え若手選手をねらってそれを聞き出しました。
予想通りどんどん進歩しています。上位をマークした国はいずれも新手の選手
の活躍によるものです。しかし各部門の世界記録は常連が押さえている部分が
かなりあり特に、OLD-OMはほぼ顔ぶれが固まっており、不動の体制でした。こ
の意味からも今後は、総合力、世界記録、プラクティスと目標を細分化して
攻めて来る国が多くなると予想されそれぞれに専門化された選手を養成し挑ん
で来る事でしょう。JAも選考方法等の参考にする必要があるかも知れません。
また、世界記録が殆ど全て今大会で塗り替えられ年々レベルアップされていま
す。次回大会の参考にして下さい。
次回大会は1999年イタリアのミラノ近郊(約60km)の町で開催する
ことが最終日のジューリーミーティングで決定されました。
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11.終わりに
前大会でお約束したJAへのHST貢献は「HSTトレーナー」の実戦使用で
その効果を立証することが出来ました。
又、今回も及ばずながら日本選手団の末席を汚させていただきJARLの
JA1DM海老沢専務、団長のJA8ATG原理事はじめJARL関係者の方々、そして
代表選手チームメイトの皆様には心よりお礼申し上げます。
又、4日間にも渡る長期休暇の間、仕事を支えて頂いた職場の関係者の皆様に
はお詫びと共に厚く感謝を申し上げます。
そして渡航費を捻出し、1才になったばかりの2ndを抱えて留守を守ってくれ
たXYLにもありがとうを捧げます。
最後に結果提供とその公開を快く承諾して下さったHA3NUとLZ1RFにお礼を
申し上げます。
次回のイタリア大会ではJAの若手選手達がきっと活躍してくれる事を心か
ら願わずにはいられません。
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(表1) 参加選手一覧
JUNIOR YL EU012,EW022,RV9CPW,UA4IJA,YO3088,Z30RS166,HA3FRE,DS2HBH
EW017
JUNIOR OM EW8NV,EW7PZ,YO3GEC,RV9CON,4N7RMD,HA1DK,LZ3PN,4N7RHG,LZ1HST,
Z32MV,YI3GDA,EW018
YL EU7KT,UA4FJ,EU7KV,RX4AK,UT5URM,YO3RJ,HA3FO,LZ4YL,EW1YL
OM EU7KI,UA4FBP,RV9CPV,EU7KQ,HA3OV,Z32TO,YO4RHC,LZ1BP,Z32OK,
LZ1IK,DF4PA,9A2EE,JE1SPY,OK1CW,UT5UO,OK1DF,JH9CAJ,9A2EU,
DL2OBF,YU7DR,HL2IBC,DS5ALT,9A3UF
SENIOR YL UA3VAT,TW7TP,HA5BA,YO4DCY
SENIOR OM UA3VBW,OK2BFN,EU1EE,LZ1FI,Z31DZ,YO9ASS,EW8NU,9A2WJ,Z32MB,
JA2CWB,LZ2YJ,JA1OQG,HA3HE,DS2BOB,9A2AJ,YU7AJ,OE4CSK,
OE1JJB,IN3VST
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(表2) 第2回HST世界選手権大会(ブルガリヤ大会)団体総合順位
第1位 Bererus 4132.1 点
第2位 Russia 3996.3 点
第3位 Romania 3942.0 点
第4位 Hungary 2892.2 点
第5位 Bulugaria 1920.8 点
第6位 Macedonia 1808.6 点
第7位 Czech Rep 1001.9 点
第8位 Yugoslavia 936.6 点
第9位 Croatia 850.8 点
第10位 Japan 816.6 点
第11位 Ukraina 793.3 点
第12位 Korea 707.5 点
第13位 Germany 409.7 点
第14位 Austria 233.4 点
第15位 Italy 43.4 点
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(表3) HST世界選手権大会 世界記録 一覧表
送信
カテゴリ 文字 数字 混合
コール PARIS 場所 コール PARIS 場所 コール PARIS 場所
A EU012 227 LZ RV9CPW 267 LZ RV9CPW 193 LZ
B EW8NV 267 LZ EW8NV 349 LZ EW8NV 209 LZ
C EU7KT 268 LZ RX4AX 317 LZ EU7ICT 207 LZ
D EW7KQ 299 LZ EW7KI 394 LZ EW7KI 258 LZ
E RV3ACW 152 HA RV3ACW 215 LZ UA3VAT 131 LZ
F UA3VBW 216 LZ UA3VBW 274 HA UA3VBW 201 HA
受信
カテゴリ 文字 数字 混合
コール PARIS 場所 コール PARIS 場所 コール PARIS 場所
A EU012 310 LZ EU012 420 LZ EU012 250 LZ
B EW8NV 270 LZ EW8N 420 LZ EW7PZ 250 LZ
C UA4FJ 310 LZ EU7KT 310 LZ EU7KI 310 LZ
D EU7KI 330 LZ UA4FBP 540 LZ EU7KI 330 LZ
E UA3VAT 220 LZ RV3ACW 330 LZ UA3VAT 190 LZ
RV3ACW 220 HA TW7TP 190 LZ
F UA3VBW 290 LZ UA3VBW 460 HA UA3VBW 190 LZ
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